« 仲良しお風呂 | メイン | バリ島出張に来ています »

イカットが出来るまで

 こんにちは、古谷です。

 バリ島には日本と同じく「絣(かすり)」があります。

 昔話の「鶴の恩返し」で鶴がカタンカタンと機織りしている、あれです。

 インドネシア語では「ikat(イカット)=日本語で「結ぶ」という意味」
と呼びまして、僕たちが生地の制作をお願いしている方に
イカットが出来るまでの工程を案内して頂きました。

機織りの様子

まず、生地に使われる「糸」に模様が入る部分をプラスチック製の
ひも(新聞などをくくる紐です)でくくります。

 その後、下の写真の様に染めます。

糸を染めています
薪を使っての作業です。

真っ白な糸の束をこの様につけ込んで染めるんですね。
白いのは染める直前の糸の束達です。かなりの力仕事ですね。

染め上がった糸の束
染め上がった糸の束です。黄色く見えるのが染まらない様に
紐で結ばれた部分です。ここに後からまた色を付けます。

こんな風に絞るんですね
柱と棒を利用してしっかりと絞ります

染色後、干される糸の束たち
染めた後に天日で干します。

 ここで干し上がった糸の束を、今度は細かく染める工房に持って行きます。↓

この様に丁寧に色を付けていきます
乾いた糸の束を、今度は細かく色を付ける職人さんの家に運びます。
こちらでは糸の束を、ちゃんと模様になる様に並べ、結ばれた紐を
切り、そこに新たな色を写真の様に棒(先にはたこ糸の様なもので
くくられています)に染料を付けて、糸の束を挟む様に色を付けます。

細かい作業です
↑束をヒョイとすくって、棒で挟んでクルクルと前後させながら、色を付けます。
写真では、赤い色を付けていますね。その他、黄色、青、オレンジを手際よく
色つけしていました。

こんな姿勢で作業をしています。腰がきつそう。。。
皆さん、この様な姿勢で作業しています。集中力がないと色つけの順番
間違えそうですね。

先ほどの糸の束です。これを機織りにセットするんですね。
こちらが色つけ終わった糸の束。これが縦糸になります。

織られたイカット
こちらはすでに織られた生地です。横糸がはいる事によって
絣独特の端がこすられた様な風合いになります。

お疲れ様です!
この撮影の為に、お祭りの準備で忙しい中来て頂きました。スイマセン!

最近はバリでも後継者が不足していて職人さんが減り、
ただでさえ制作に時間がかかるので、こちらも相当な時間の余裕を
もってオーダーをしなければいけません。

 sisiのオリジナルイカット『鹿柄』は彼もしくは彼女達の手によって作られているのです。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sisifab.com/cgi/mt/mt-tb.cgi/254

コメント (2)

Hi! This is the right blog for anyone who wants to find out about this topic. You realize so much its almost hard to argue with you (not that I actually would want���HaHa). You definitely put a new spin on a topic thats been written about for years. Great stuff, just great!
I���d be inclined to give carte blanche with you on this. Which is not something I typically do! I really like reading a post that will make people think. Also, thanks for allowing me to speak my mind!

コメントを投稿

About

2008年12月06日 22:27に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「仲良しお風呂」です。

次の投稿は「バリ島出張に来ています」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Creative Commons License
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.